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SSH

Super Science High School

SSHの概要

徳山高校SSHの概要

 

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徳山高校は平成22年度から文部科学省のスーパーサイエンスハイスクールの研究指定を受けており、10年以上にわたって先進的な課題研究や高度な科学実験等の実施を継続しています。

特に第3期指定(令和2年度~令和6年度)は、SSHの各種取組を「層を拡げるプロジェクト」と「トップを伸ばすプロジェクト」に大別し、科学技術人材の拡大とトップ育成を効果的に教育実践しており、科学コンテストの上位入賞や世界大会への出場、難関大学の推薦入試合格など、多くの成果を出すようになりました。

以下に徳山高校SSHの特徴的な取組を紹介します。

1.課題研究と「校内科研費」

課題研究とは、生徒がテーマを設定し、そのための方法を考え、試し、結果を考察して発表するサイクルを通じて、物事を多面的かつ統合的にみる眼を養い、他者と目的や目標を共有し、協力するスキルを身に着ける教育活動です。世界的に多くの成果を挙げている教育実践で徳山高校SSHの中心的な取組です。

 徳山高校では、次の課題研究および「課題研究型学習」を実施しています。

  • 理数科1年次対象;学校設定科目「課題研究Ⅰ」(2単位)
  • 理数科2年次対象;学校設定科目「課題研究Ⅱ」(2単位)
  • 1年次全生徒対象;探究的な学びの時間「PBL(Project Based Learning)」(1単位)
  • 科学部生徒対象;「校内科研費採択研究」(部活動)
  • 全校生徒対象;「課題研究型学習」(全授業)

また、課題研究の質向上を図るため、本校では生徒研究を強力に支援する「校内科研費」制度を設定しています。この制度は、本気で科学研究をしたい生徒を金銭的に支援するための制度で、学校長の前で研究計画をプレゼンテーションし、その評価に応じて研究資金を分配するという全国的にもユニークな取組です。「校内科研費」に採択された研究は、分配された研究資金を活用して必要な機材を購入したり、研究発表に必要な旅費に充てることができます。また、研究論文の執筆と学校外への発表が義務づけられます。

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【関連資料】

2.学校設定科目「AI研究入門」

学校設定科目「AI研究入門」は、理数科1年次生徒に対して、プログラミング等を通じて、数理的な思考や人工知能、データサイエンス等を実践的に学ぶ授業です。課題研究の指導手法である「徳高メソッド」を活用しつつ、情報教員と理科教員がTTで指導します。

授業では、本校が独自に作成した授業テキストを用いて、人工知能開発の主流であるPython言語やスマートフォンやタブレットのアプリ開発の主流であるSwift言語を扱い、プログラミング等の基礎的技術の習得を目指します。同時に、SSH科目「課題研究Ⅰ」のカリキュラムとも連動し、オフィス系ソフトウェアやプレゼンテーションについても扱い、質の高い課題研究の実現に資するため、誤差等の扱いや効果的なポスターづくりなどを実践的に指導します。

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【関連資料】

3.国内外の大学や企業等と連携した体験学習

徳山高校はマレーシアを中心とした海外研修を実施しています。海外の大学や高等学校との科学技術や課題研究の交流を通じて、国や地域による言語や文化の違いを超えたものの見方や考え方、発表のスキル等を身に着けます。また、徳山高校は、瀬戸内海に面した工業地帯にあり、近くにはたくさんの企業があります。大学や企業、地域の団体等と連携し、講義や実験などの体験学習を実施することで、多面的で実践的な学びの場を提供します。

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【関連資料】

4.積極的な情報発信と普及活動

徳山高校SSHの取り組みは多岐にわたります。「課題研究のテーマ探し」や「課題研究の指導方法」、「ポスター発表のしかた」、「人工知能の制作や指導方法」等の全国や地域のニーズに応えるため、成功や失敗を通じて得た実践成果を冊子やリーフレットにまとめて公開しています。

また、人工知能の構築やICT活用に関して、技術的な問い合わせもいただいています。紙媒体もありますので、気軽にお問い合わせください。

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【問い合わせ先】

山口県立徳山高等学校 SSH主任

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